2020年02月29日

3月の礼拝の対応等について

伊那聖書教会の方々およびこのブログ記事をご覧の方々へ

1.お詫び


 今回、慌ただしく対応を決め、案内を出すこととなり、皆さまにはご不便と困惑を与えまして誠に申し訳ございません。また2009年の新型インフルエンザ流行以降、流行性の感染症対策について積極的に案内してこなかったことについても申し訳ございません。今後は必要に応じて、できるかぎり速やかに対応して参ります。今後とも皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2.3月の主日礼拝等の対応について


 新型肺炎の流行につき、教会における集団感染を防止するためと、重症化しやすい方(高齢の方、糖尿病・心不全・呼吸器疾患・高血圧症等の基礎疾患をお持ちの方、透析中の方、免疫抑制剤や抗がん剤等を服用されている方)への配慮のために、3月の主日礼拝等は以下のようにいたします。
  • 聖餐式は無し。したがって3/1の聖餐式は無し。

  • 昼食提供は無し。したがって3/15の昼食は無し。お茶やお菓子の提供も無し(ご家族を除き、ひとつものを皆で分けて食べたり飲んだりすることを避けるため)。

  • 個人や家族が持参した飲料水や食べ物を、個人や家族が飲んだり食べたりするのは可。

  • できるだけマスクを着用していただく(他人にうつさないため。他人からの飛沫(しぶき)を防ぐため、自分の口や鼻の粘膜を触らないため、精神的ストレスを緩和するため)。マスクは市販のものでも自作のものでも可。

  • マスクは会堂に入る際に新しいものを着用すること。マスクを外す際は、ひも部分を触ること。マスクの面には手指を触れないこと。

  • 会堂に出入りの際(あるいは手すりやドアノブに触れた場合)は、消毒用アルコールやアルコールジェルで手指の消毒を行っていただく。手指に飛沫が付いた可能性のある時は、手洗いをしていただく。手を拭うときは、使い捨てのペーパータオルか個人持ちのハンカチやタオルを使っていただく。その後、アルコールで手指の消毒をしていただく。

  • ご家族を除き、できるだけ前後左右、隣の方と手の届く範囲に座らないでいただく。

  • 日曜日の午前10:30〜11:30の主日礼拝の他に、午前9:00〜10:00に朝拝を行う。可能ならばいずれかの時間帯を選び、出席者が分散するようにしていただく(会堂内の人口密度を下げるため。どの時間帯に出席するかは個人や家庭の判断に委ねる)。土曜日の夕方6:30〜7:00の夕拝も継続して行う。

  • JOYフレンズはJOY賛美なし。暗唱聖句と聖書箇所のあらすじ(絵付きで)を牧師が担当する。JOYメッセージは行わないが、礼拝説教の中で『成長』カリキュラムが無視されない形で対応する。

  • 礼拝や集会が終了したら、できるだけ速やかに帰っていただく。

  • 礼拝の様子または説教を、ネット配信(ストリーミングまたはアップロード)ができ次第実施する。

  • 休まれた教会員・客員への週報や説教はネットで配信する。紙媒体が必要な方には、郵送する。

  • 役員会は行うが、LINEや電話等を活用し、時短に努める。

  • CS教師会等のミーティングは、集まることは極力避け、LINE等を活用していただく。

  • 個人や家族が個別に礼拝を献げたい場合は、牧師と相談の上、対応する。

  • 当面3月末までは以上のように対応する。4月以降については状況に応じて対応する。

  • ※追記 礼拝中、換気を行う。


3.礼拝出席に対する基本的な指針(通年の指針)


 以下の方針は、今回の新型肺炎に限らず、いつでも当てはまることです。今後もこの指針は変わりません。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
  • 共に集まって献げる礼拝は、聖書の教えであり、代々の教会が大切にしてきたことでもあり、私たちの教会もできる限り大切にしていきます。

  • 法定伝染病、指定伝染病、学校伝染病等にかかった方は礼拝に出席せず、また症状が治まった後も、数日間は出席しないようにお願いいたします。

  • 病気にかかった方に対して、差別をしたり人格否定発言をしてはなりません。

  • 感染症にかかった方やその疑いのある方、また体調不良の方は、無理せず、出席を控えていただき、ご自宅でお休みください。

  • ご心配な方は、ご自宅で礼拝を献げてください。

  • 万一、会堂に集まって礼拝をすることが困難であると役員会が判断した場合には、会堂で礼拝を行わないことにいたします。



4.通年の会堂内における感染症等の予防へのご協力のお願い(通年のお願い)


 以下のお願いは、今回の新型肺炎に限らず、既存の感染症を防ぐためのお願いです。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします
  • 咳エチケットに心がけてください(咳エチケットとは、咳やくしゃみが出る時に、口を手で押さえないで、肘や腕や袖で押さえる。あるいはティッシュペーパー、ペーパータオル、個人が持参したハンカチやタオルで押さえることです)。

  • 咳、くしゃみ、鼻水などのカゼ症状がある方は、他人にうつさないためにマスクを着用してください。マスクは市販のものでも自作のものでも結構です。

  • 必要に応じて、手洗いに心がけてください。手を拭うときは、できるだけ使い捨てのペーパータオルか個人持ちのハンカチやタオルをお使いください。

  • 必要に応じて、消毒用アルコールやアルコールジェルで手指の消毒を行ってください。

  • ノロウイルスやアデノウイルス等はアルコール消毒が効きません。会堂内で嘔吐をされた場合には、ハイターやブリーチ(次亜塩素酸ナトリウム)の希釈液で消毒します(牧師に言ってください)。

  • 会堂内で食事を提供する場合は、食中毒を起こさないように食品衛生等にご注意ください。


5. 今般の新型コロナウイルス肺炎とその対策に関する牧師の見解


 私たち伊那聖書教会は、共に集まって献げる礼拝を大切にしてきましたし、これからも変わりません。一方で、流行性の感染症は、共に集まること自体がリスクとなります。また対策の取り方によっては、思わぬ形で過重な負担を負わせてしまうこともあります。ですからすべてを適切に、バランスを取りながら、進めて行く必要があります。
 今般の新型コロナウイルス肺炎の病理や疫学については未知な部分が多く、確定的なことは言えません。現時点での知見によれば、ハイリスクの方を除けばほとんどが軽症であるとのことです(ハイリスクの方とは、高齢の方、糖尿病・心不全・呼吸器疾患・高血圧症等の基礎疾患をお持ちの方、透析中の方、免疫抑制剤や抗がん剤等を服用されている方とのことであり、重症化しやすいと言われています)。また子どもについては今のところ重症化の報告はありません。そのような意味で、ハイリスクの方を除き、ご自分が感染することだけを考えれば、それほど心配することではありません。
 しかし、主の前における教会の社会的な責任を考えた場合、個人的な視点だけではなく、社会的な視点も持たなければなりません。
 軽症の感染症は、社会的に蔓延しやすいという特徴があります。それは軽症の感染者は軽症であるために、市中に出歩きやすいからです。今般の新型コロナウイルスを始め、従来型コロナウイルス、季節性インフルエンザ、RSウイルス等が市中に蔓延する理由はそこにあります。逆にエボラ出血熱やSARS、MERSのように重症化しやすい感染症の場合、感染者の多くは症状が重いために市中に出歩く人はほとんどなく、蔓延しにくいのです。
 したがって、新型肺炎等で蔓延を防ぐ鍵は、軽症で済む可能性のある方々の行動にかかっています。「自分は掛かってもたいしたことがない」ということで、周囲に感染を広げてしまう可能性があります。そうして知らないうちにハイリスクの方に感染させてしまう可能性があります。
 今般の新型肺炎の治療法については、今のところ人工呼吸器装着、脱水防止、解熱等の対症療法だけのようです。また、今はインフルエンザの流行期でもあります。病院には様々な肺炎の方が入院されています。特に上伊那のように病床数の限られた地域において、重症の肺炎患者が急増した場合、病床が足りず、人工呼吸器も足りなくなる恐れがあります。都市部に比べて医療体制が充実していない地域特有の課題がここにあります。
 上伊那地域で重症患者が少数のうちは地域医療で対応可能ですが、一時期に重症患者が急増してしまった場合には、地域医療で対応しきれない恐れがあります。だからこそ社会全体の流行の速度を遅くする(ピークシフト)の考えが必要となります。時間軸に対して感染者数の山をなだらかにするのです。
 人は無意識に1時間に20回程顔を触り、そのうち半分は口や鼻や目の粘膜に触れていると言われています。そこが接触感染のルートです。つまり人間の無意識の行動を考えれば、どれほど万全な予防対策をとったとしても、完全に感染を防ぐことはできないということです。むしろ「いつか、どこかで感染するかもしれない。いや既に感染しているかもしれない」と思ったほうがよいでしょう。
 感染が拡大するのはやむを得ないからこそ、せめて、ゆるやかに感染を拡大させていくのです。そのために大切なことは集団感染を防ぐことです。1人が1人に感染させればゆるやかですが、1人が一度に10人に感染させれば感染者は急増します。もしその10人は軽症で済むとしても、その10人の中には、高齢者や基礎疾患をお持ちの方々と接さねばならない人もおり、そのところで重症の肺炎になる方が出てくるかもしれません。
 教会には高齢者も少なくありませんし、基礎疾患をお持ちの方、投薬中の方も少なくありません。そのような家族をお持ちの方もおられます。そうした方々への配慮も必要です。
 教会には、医療機関や福祉施設で働かれる方も少なくありません。そうした働き人に感染させないように努めることが、地域医療や地域福祉を守ることにもつながります。
 「インフルエンザに比べて数が少ないから大したことがない」のではなく「インフルエンザの患者が多い時期だからこそ、さらなる肺炎患者を増やさないようにしよう」という考えを持つ必要があります。繰り返しになりますが、感染症対策の鍵を握るのは、軽症で済む方々です
 今回の伊那聖書教会の対応を「やり過ぎ」「過剰反応」と思う方もおられるかもしれません。もしかしたら「過剰反応」かもしれません。それでも、こうしたリスクに対しては、「過剰反応」との批判を受けつつも、空振りを恐れずに対応することが主の前における教会の社会的責任であると、一牧師として考えております。

「あなたがたは地の塩です。
 もし塩が塩気をなくしたら、何によって塩気をつけるのでしょうか。
 もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。
 あなたがたは世の光です。
 山の上にある町は隠れることができません。
 また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。
 燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。
 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。
 人々があなたがたの良い行いを見て、
 天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。」
(マタイ5:13〜16)

2020年2月29日
伊那聖書教会 牧師 大杉至



posted by 管理人 at 00:00| Comment(2) | お知らせ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2月29日のfacebookで拝見しました。

ガイドラインとして、聖書的であり、かつとても分かりやすく科学的(事実に基づく検証)なものです。私のもともとのバックグラウンドは「科学者」(企業研究者:大学では、微生物学専攻)なので、事実に基づいて教会や先生のお立場を明確にした、このガイドラインを高く評価いたします。

すでにご存知かも知れませんが、有益なインターネットサイトを下記します。

日本基督教団:「新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起」20200226
http://uccj.org/news/36087.html?bclid=IwAR0iAXY76hHU8QZW2lrtDSD4n6KeZlmd4EuxBHhQsRByI2ze3TPjQ4xE-y8

ネット上ではいろいろな情報が飛び交っていますが、情報開示度から見て、下記サイトの信頼度は高いと(私は)見ています。このサイトでは「新型コロナ」の国別感染者数が毎日更新されています。また、詳細かつ専門的な医学情報も豊富に記載されています(英語)。
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

新型コロナ感染者が2000人を超えたお隣「韓国」の情報はこちらです。文在寅政権に対して辛口の記事が多いことに留意する必要がありますが、韓国の情報がよく分かります。
http://www.chosunonline.com/

つくば市柴崎999−1
加藤光一
2/29/20





Posted by 加藤光一 at 2020年02月29日 18:53
加藤さん、ご無沙汰しております。私たちの教会のガイドラインを評価してくださり、ありがとうございます。また有用な情報を教えてくださり、ありがとうございます。参考にさせていただきます。
Posted by 大杉至 at 2020年02月29日 19:08
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